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バリ島はヒンズ-教の島である。ジャワ島はイスラム教の島である。ラマダン開けに、ジャワ島から高速フェリ-で多くの人がバリ島観光に来る。日本人もよく来る。また、ニュ-ジ-ランドやオ-ストラリア、etc。私たちがバリ島を訪れたのは丁度この様な時期であった。
ヒンズ-教の寺院に行くと男女とも腰巻きのような布を腰に巻かれる。連れの者は、途中でタクシ-を止めその布を買っていった。寺院について、布を腰に巻き付けていたら、女性が寄ってきて、きれいに結んでくれた。親切な人だなと思っていたら、すかさず5000ルピアと言って、手を出した。僕はぼ-っとしていたら勝手に腰に布を巻かれ、やはり5000ルピアを要求された。布を巻くのは、ヒンズ-寺院にはいるために必要なことと物の本に書いてあったが、わずか1分ですむ様な作業で1000円取られたことになる。寺院巡りのご利益なぞあるのだろうか。いや、これで御利益がないわけがないと思い返した。
バリ島は伝統工芸が多く残る島である。更紗、絣等の繊維関係、銀細工、木工彫刻、絵画、これらがウブドを中心に盛んである。皆回ってみたが、結局買い物ツア-であった。本当の現場を見たかったのだが。レゴンダンス、ケチャックダンス、バロンダンス等、伝統的ダンスも盛んである。物語性のあるこれらのダンスは王侯貴族の物から土着の物まで多様である。小さな島になんと多くの芸術があることか。
また、この島はサ-フィンの島である。海に行くと多くの人がサ-フィンを楽しんでいる。サ-フィンの出来ない我々は海際で遊んでいた。 キンタマ-ニ高原は涼しいところだった。見晴らしの良いレストランで食事をしたがハエが多いこと。ハエだって食料があって景色の良いところが良い決まっている。
クタの町を歩いていたら青年が寄ってきてマッサア-ジはどうかと言ってきた。1時間で600円だそうである。日本から比べると格段にやすい。ではということで早速お世話になったが、26才のその青年には妻と子供が居るとのことだった。田舎なので、現在は独りでデンパサ-ルに住んでいるそうである。1時間で100円もらえるとのことでした。日本人が好きだそうである。日本人はチップをくれるから好きと言っていた。こんな事を言って良いのかどうか、ニュ-ジ-ランド人はけちだから嫌いだそうである。これがやみつきになって毎日マ-ッサ-ジに通った。それほどうまいわけではないので、半分ぐらい疲れが取れたような気がしました。
今度行くときは、もう少し的を絞って行こう、そうすればもっともっと癒されるはず。食事もいろいろあり過ぎて何を食べて良いのか分からなかった。焼きめし、焼きそば これは日本で食べてたのと同じような味がした。ただ、暑い、風とうしの良い庶民的食堂で食べていると、さらにビ-ル(これはその食堂にはなくどこかから持ってきた)なぞ飲みながら食べていると、通りを行く老若男女なぞ眺めなが、椰子の葉が揺れるのを眺めながら食べていると、結構おいしい雰囲気でした。
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